黄色い花
この三年、都会の町を実によく歩く。母の高齢化が原因で、突発の事態に見舞われてくるくると走りまわることも多いが、老人のペースに合わせてゆっくりゆっくり歩く機会もとても多い。ゆっくりなら楽なもんでしょう、と思われるだろう。だが、老人の‘ゆっくり’は、本当に本当に本当にゆっくりで、想像以上に疲れるものだ。
17年という短い時間ではあっても、そこそこの山を歩いてきた私には、思いきりペースを乱され、かなりの忍耐を必要とする‘修行’にも似た行為である。しかし、反面それは、思いもかけない至福の時をもたら
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2007/06/22 14:57 |